ためあい夫婦が大切にする四季折々の暮らし、大切な方と織りなす生活について

広島ゲストハウス縁で2年間過ごしてみた感想

 
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為政伸彦
生粋の広島人。2015年に1ヶ月間カンボジアに行き、孤児院や日本語学校で活動。現地での出会いを通して、英語が話せると世界中どこでも行けるんじゃないか?と感じ、その後オーストラリア・メルボルンにワーキングホリデーとして過ごす。語学学校や日本語教師アシスタントなどで8ヶ月間過ごしたあと、2017年6月から地元・横川にオープンした「広島ゲストハウス縁」で日々奮闘中。

2017年6月から働き始めてちょうど2年、レギュラースタッフとしての広島ゲストハウス縁を卒業しました。

期間で振り返ると短いですが、過ごした時間はとても濃かったです。

長くなりましたが、気持ち的な面を振り返りたいと思います。

シンプルに、いろんな国の人と飲むっていうのが一番楽しい時間でした。

よかったこと

多様な価値観に触れられたこと

働き始めて夏ごろまでは、よく健吾さんたちと飲んでいたような気がします。

ご存知、ふんどし夫婦のことです。

彼らを筆頭に、今までの自分の人生では出会ったことのない生き方をしている人たち(変人・変態)にたくさん出会いました。

価値観が全く違ったこともあり、はっきり言ってはじめは理解できなかったのですが、きちんと話を聞いていくうちに、どうやらすごく想いを持って生きているということが分かりました。

初期メンバー。共有した時間は短かったですが、最も濃い時間でした!

また、自分を見つめるとか、自分に向き合うという価値観も、入って半年の間に知りました。

うまく言葉では表現できないですが、なんのために?と自分に問い続けることの大切さや大変さを感じ、素直に生きるという、自分にとって大切なことを見つけることができました。

 

今までは、大学を卒業したら会社に就職してサラリーマンとして働くくらいしか人生の選択肢を知らなかったのですが、例えば野菜や米は自分で作って半農生活をするとか、週の半分は自分がやりたい仕事、もう半分は生活のために仕事をするとか、仕事は複数やってても全然いいんだとか、働き方を超えて生き方は本当にたくさんあるということが分かりました

そんな心境の変化が起きてからは、それを来てくれた人たちに話すことがぼくが縁で働くことのモチベーションのひとつになりました。

そんな話を数えきれないほどできたとは言えないですが、それでもそんな話をした人のことは本当によく覚えています。

内面について考えさせられた期間。

何がやりたいのか見つめなおして

縁では本当にたくさんの人が来たりイベントが開催されたりしていました。

そんな場に居続けることで、ぼくもそんな人たちのように何かにチャレンジしてみたいという気にはなっていたのですが、得意なことや人生かけてやりたいことなんてありませんでした。

ゲストハウスでの仕事は周囲からは楽しそうと言ってもらえることが多かったのですが(実際楽しいこともたくさん!)、地味で目立たないこともたくさんあります。

そんな縁の下的なタスクであっても、「どんなことでも輝けるよ」という紅さんの一言により、難しく考え過ぎず、まずはできることを一生懸命やっていこうと考えるようになりました。

SNSで全国の人たちとのつながりもでき、実際に会えたこともよき思い出です。

カンボジア!

本当にやりたいことを見つめなおすために過去を振り返る中で、自身の様々なきっかけはカンボジアにあると気づき、心のどこかで「カンボジアに関するイベントを企画してみたい」と考えるようになりました。

そうは思ったものの、何をしていいのか分からないし繋がりもないし、そもそもイベント企画をしたことがありませんでした。

そんな中、たまたま参加したカンボジアイベントで奇跡的な再会がありました。

トークショーをされていたふたりともが一度会ったことのある方だったのです。

詳しくはこちら

そのイベントに参加して、これなら縁でもできるかもと思い、その場でイベント開催のお願いをさせてもらい、実現に至りました。

それも遡れば、縁で日ごろから刺激を貰っていて「何かやってみたい」という気になっていたからこそその場で声掛けができました。

その後は新婚旅行でもカンボジアに行くなど、今では、カンボジアと一生つながりを持ち続けたいと思うまでになりました。

大変ありがたいことに、満員御礼のイベントになりました。

ため食堂!

また、ため食堂というイベントを開催できたのも、縁の土壌があったからです。

ぼんやりと夫婦で何かやりたいと考えていましたが、これまた何ができるのか、何がしたいのか分からない状況。

そんな中、知り合い夫婦のカフェイベント(知り合いのカフェを、夫婦で一日店長するもの)をSNSで見た際「こんな感じのイベントをやってみたい!」と勝手に思っちゃいました。

ちょうど自分の誕生日が近かったこともあり、夫婦で「一日キッチンを借りる権利」を半ば強引にプレゼントとしてもらいました。笑

その日限りの開催で、今後もまたできたらいいねーという軽い願望があるくらいだったのですが、その日の出来を認めてもらい今では定期的に開催するようになるようになりました。

以前ならわざわざそんなことに挑戦しようと思わなかったのですが、このようなイベント開催を経験したことで得られる充実感や「面白そう」と感じたことに対して素直になり行動に移してみようと発想できるようになってきました。

ひとりでは何もできないけど、ふたりだからこそ、こんなことができました。

むずかしかったこと

チーム・個のどちらが大事か

そんなことを考えることが何度かあったのですが、結局はそのどちらも大事で、うまくバランスを取りながら個人のカラーを出していくのがいいのかなと考えています。

縁では、個性を発揮することがいいとされていた(と感じていた)ので、何がやりたいのか、何ができるのかと、個人にフォーカスすることが多かったです。

そのおかげで前述したように、カンボジアイベントを開催したり、ため食堂を開いて自分がやってみたいことを表現することができました。

一方、やはり大切なことは日々の運営です。

やりたいことの他に、現実的にできること、やらなければならないことも大切だと思い、それらに目を向けるようになりました。

大きいところを見据えるのと、目の前の大切なことに取り組むその両輪どちらも大事だと、運営しながら感じました。

色々メディアに出させてもらいましたが、最も観たと言われたのが「ひな壇団」

どこを目指していくか

また、目標など目指しているところをスタッフ全員が共有できているかが、とても大切だと感じました。

目標やビジョンがあるようでない、ないようであるような曖昧な状況であれば、チームとしてひとつになれないですし、それがあることが基礎なのかなと考えるようになりました。

そのため、今後ぼくたち夫婦がやりたいことを形にする際には、たとえ2人の言葉は違っても同じことを考えていると思ってもらえるようにしたいと思います。

もしかしたらすごく当たり前のことを言っているだけかもしれませんが、、、

そんな日々を過ごす中で、ぼくはチームでひとつの目標に取り組むことが好きなんだということも実感しました。

まさに「一丸」が大切だと思います。

時間の使い方

仕事中でもプライベートでも、振り返ったら時間の作り方が難しかった気がします。

縁に入ってから新婚旅行に行くまでのおよそ1年半は大抵週6日勤務でした。

解釈としては、自分たちで事業をやっているから、売上がないのに休むのも違うし、一般企業のように休める権利があるから休む、という考えはないというか。

入った当初は周りのみんながそうだったし、仕方ない、というか気も張っていたのでやって来れました。

週一休みの憂さ晴らし?特に初め頃は二日酔いだったこともたまに。笑

そんな感じだったため、週一休みにあまり疑いもしませんでした。

最もきつかったのは、結婚を控え引っ越しのために動き始めてから、結婚式が終わるまでの日々でした。

これも当たり前なのかもしれませんが、自分の時間があまりなかったですし、結婚式は絶対楽しんで行うことのはずなのに「やらなければならない」という感覚になってしまっていました。

結婚式二次会のときの、ぼくの顔のおめん。 この発想にはただただ驚いた!!笑

また、仕事中の時間についてです。

すべてのゲストハウスについて言えることかもしれませんが、ホテルのようにいつでもチェックインができるわけではなく、大規模なゲストハウスでなければ、朝のチェックアウトから掃除、そしてチェックインまですべて同じ人が行っているケースもあるかと思います。

流れとしては、昼ご飯を食べてからチェックイン時間(縁でいうと15時から)までが休憩や事務作業の時間です。

ゲスト対応可能時間などはウェブページに記載していますが、それでもいつゲストが来るか分かりません。

特に海外の旅行者は、午前中に関西を出て昼頃広島に到着する方が本当にたくさんいらっしゃいます。

そのため、人がいる限りやはりベストは一人でも対応できるスタッフを配置することだと考えています。

ゲスト対応が最優先だと考えているので、休憩中でも事務作業がたまっているときでもストップして対応をします。

やろうとしている作業がある中でゲストが来ると、特にはじめ頃は気持ちの切り替えができないことも正直ありました。

ですがやはり来てくれたゲストに楽しんで帰ってもらうことが一番大切なことなので、いつでもゲストをウェルカムで迎える心構えを持つことが最も大切なことのように思います。

海外の方と日々触れ合えたのも、ゲストハウスならではですよね。

国内外からのゲストと関わってみて

一番言っていただいたのは、温かさであったりアットホーム感に対する感想だったと思います。

みんなでおかえりと言ったりお見送りをしたりと、それはとても素敵な文化だなと、ゲストの方の反応を通して感じました。

また昨年の西日本豪雨の際にはたくさんのボランティアの方が泊まりに来られました。

遠方からも「何か力になりたい」という想いでたくさんの方が来られて、日々彼らのパワーを感じられました。

個々でボランティアに来ても、ゲストハウスであれば人とのつながりもでき、ゲストハウスとボランティアの方との相性の良さも感じられました。

また以前泊まってくれた海外のゲストからも、災害のニュースを観て、ゲストハウスや広島は大丈夫か、といった心配の連絡をもらいました。

世界はつながっていて、そんな個人個人のつながりが世界に目を向けるきっかけになり、究極ゲストハウスでの交流が世界平和にもつながると感じました。

カープは国境を越えました!!笑

ひとつの決断をしました

宿泊に関しては、外国人観光客が増加し続けていること、昨年の宿泊者数の伸びを考えると今夏もたくさんのゲストに来てもらえて、いよいよ「選ばれる宿」になれるかもしれない、と思えるまでになってきました。

ですがそれよりももっと先を見据える代表は、変化する決断をしました。

話を聞くと、そのプロジェクトが形になったらぼくがイメージするもっともっと先のステージに行けると感じました。

新たなメンバーも加わって、いわゆるリニューアルのような状況になり、確実にレベルアップもしていく。

 

ですがたくさんの経験を縁でさせてもらったことにより、2年前に入った時よりも自分自身のやりたいことが明確になっていました

リニューアルと簡単に言うようですが、走りながら新しいことを次々仕掛けていくことは生半可な気持ちではできません。

そこに自分の力を注ぐよりも、自分のやりたいことが見えてきているのであればそこに注力した方がいいと次第に考えるようになりました

 

そのため、縁のシフトからは一切離れてやりたいことに向けて頑張ることに決めました。

とは言っても引き続き縁との関りは持ち続けたいという気持ちはもあったので、ひとまず今後はため食堂を定期的に開催していきます。

学んだことは、全部自分次第!

経験させてもらったことは本当にたくさんあるし、出会った人の数もとても多かったです。

そんな中、学んだことの一番目に挙げられるのは、全部自分次第ということです!

怒られたことも、厳しかったことも、うまく伝えられなかったことも、振り返ると全て自分でした。

伝えたと思っていたことがうまく伝わっていなかったり、仕組みを作ったと思ったのに上手く機能していなかったりしたことがありましたが、なぜ思い描いたようにいかなかったのかは簡単で、よく考えればまず自分がやり切ればいいだけの話でした。

逆にやり切ったことは根付いているので、自分がやり切ることで、必ず伝わっていくはずだと感じました。

それでも伝わらなければ諦めもつきます。

テレビ取材もたくさん受ける機会がありました。中でも、いとうあさこさん!とてもいい方でした!!

上記イベント企画などについても、振り返った時に自分がどれだけ熱を持って取り組んだかにより、周りの反応も比例しているように感じました。

どんなことも人のせいにしない、まずは自分を省みること、これは簡単なことではないですが、今後も意識していきたいです。

今後も応援してもらえるように頑張ります!

今自分たちが考えていることがいつ形になるかは分かりません。

半年後かもしれないですし、まだ先かも。

ただ縁での活動を手放したことにより新たな何かが入ってくると思いますし、特に新婚旅行から帰ってきてからはぼくたち夫婦にとって良い出会いにとても恵まれています。

何の根拠もないですが、そんな流れの中で運命の物件との出会いもあるような気がしています。笑

今まで出会った方には、今後もぼくたちのことを応援してもらいたいです。

よろしくお願いします!!

ラストみんなで居酒屋に行った際、ドイツ人が人生初の寿司を食べるというシーンがありました。そんな場面に一緒にいられたのも、ゲストハウスならではかと。

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為政伸彦
生粋の広島人。2015年に1ヶ月間カンボジアに行き、孤児院や日本語学校で活動。現地での出会いを通して、英語が話せると世界中どこでも行けるんじゃないか?と感じ、その後オーストラリア・メルボルンにワーキングホリデーとして過ごす。語学学校や日本語教師アシスタントなどで8ヶ月間過ごしたあと、2017年6月から地元・横川にオープンした「広島ゲストハウス縁」で日々奮闘中。

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